ホームへ戻る 祭、イベントへ 名所旧跡へ ショップ、商品へ 時代の断片、他へ

工業地帯の残像

中央区晴海と江東区豊洲を隔てる晴海運河。そこには春海橋という橋が架かり、晴海通りが通っているが、平行してレトロな鉄橋が走っているのが目を引く。これは、かつて東京都港湾局が運営し、平成元年(1989)に廃止となった貨物専用鉄道線の遺構である。残念ながら立ち入りは禁止となっているが、鉄橋部分にはしっかり線路が残っていて、ディーゼル機関車が今にも走ってきそうな雰囲気を漂わせている。
豊洲はすっかり高層ビルや大型商業施設が建ち並ぶ街に様変わりしてしまったが、かつては石川島播磨重工業や東京ガスなどの大規模工場が立地する工業地帯であった。そのイメージをわずかに残しているのが、この貨物線の鉄橋と、晴海側に唯一残る「晴海小野田レミコン」の工場(写真下)といえようか。レミコンとはレディーミックスドコンクリートの略で、練り混ぜた状態で出荷されすぐに現場で使うことができる、いわゆる「生コン」のこと。開発が続く都心臨海部は依然として生コン需要が旺盛で、大需要地のすぐそばにあるこの工場の役割は大きいと思われ、それが2011年の今もなお稼動を続けている理由であろう。だが、そのおかげで豊洲側とはひと味違う、どこか懐かしい風景が残り、廃線萌え~な方や近頃はやりの工場萌え~な方も注目の、都心では数少ないスポットの1つとなっているようである。

CONTENTS

旧新橋停車場にエール

イタリアの空気

封印された怪物たち

芝離宮に梅の便り

関心高まる「徳川家霊廟」

浜離宮でお花見

高さ50mの海上を歩く

「黒船」の影

晴海埠頭の非日常

工業地帯の残像

古代インドに出会う

薄れゆく「島」の記憶

眠れる可動橋

白金のキャンパスに建つ洋館

桜を愛でつつ墓マイラー

乃木坂の不思議空間

乃木坂の特別な日

赤プリ旧館の貴重な1日

カナダ大使館の感動

公園はミステリー・ゾーン

赤坂の宮殿を身近に感じる日

赤坂の“森”に迷い込む

境内でアート鑑賞

出世の石段

トンネルを抜けると…

昭和のにおい

旧文部省庁舎を歩く

日比谷公園に新たな文化の発信地

大官庁街建設の夢

桜田門の桜

皇居外苑“楠エリア”

天守台に立って

江戸城で梅を観る

「北の丸」で一休み

縁結びの神社、活況

ビルの谷間の聖域

ピカピカの歴史的建築物

橋の記憶

江戸の大橋の面影