ホームへ戻る 祭、イベントへ 名所旧跡へ ショップ、商品へ 時代の断片、他へ

古代インドに出会う

東京メトロの駅貼りポスターに載っていた寺のイラストがずっと頭の中に残っていた。築地本願寺という有名な寺で、場所は地下鉄日比谷線築地駅のすぐそば。当社のクライアントからも徒歩10分ほどで行ける距離であり、ちょっと足を伸ばしてみた。
門をくぐると、まるで西方の古代遺跡にでも紛れ込んだような錯覚を覚えた。そこには、石造りの重厚で荘厳な建物がそびえていた。内部は外観とはかなり異なる趣だったが、今まで持っていた寺のイメージとは異質の不思議な世界が広がっており、未知の文化に触れるような緊張感が何とも心地よかった。この建物は古代インド様式の寺院建築で、東京帝国大学工学部の伊東忠太教授が設計し、昭和9年(1934)に完成したものだそうだが、格式ある寺が、このような建築を決断したこと自体が大きな驚きだ。
ところで、もともと本願寺は鎌倉時代、親鸞が広めた浄土真宗の寺で、最初にできたのが京都の本願寺。江戸時代になって本願寺が東西に別れ、東本願寺ができてから西本願寺と呼ばれるようになったが、単に本願寺といえばこの西本願寺をさす。築地本願寺はその西本願寺の別院として江戸時代に建立され、今日に至っている。一方、浅草本願寺は最初、京都の東本願寺の別院であったが、紆余曲折を経て、現在は浄土真宗の中でも別の宗派の寺となっているとのことだ。ややこしい。

CONTENTS

旧新橋停車場にエール

新しい「汐留」に思う

空中回廊の終着点

汐留の中の仙台

イタリアの空気

東京初の町立公園

封印された怪物たち

ニューヨークみたい?

汐留川の上で(1)

汐留川の上で(2)

浜離宮の珍植物が開花

芝離宮に梅の便り

東京港の原点

晴海埠頭の非日常

高さ50mの海上を歩く

築地市場に向かう小道

古代インドに出会う

聖ルカ通りを往く

薄れゆく「島」の記憶

眠れる可動橋

橋の記憶

霞ヶ関ビル40周年

駅ナカの江戸城外堀跡

旧文部省庁舎を歩く

超高層ビルと日本庭園

赤坂の“森”に迷い込む

紀尾井町に建つ哀悼碑

出世の石段

トンネルを抜けると…

ビルの谷間の「緑の道」

新春「福あつめ」の旅

昭和のにおい

市民生活を支える水道

四神の守る社

お昼休みの礼拝堂見学

日比谷公会堂80周年

蘇った旧公園事務所

日比谷公園の「江戸」

皇居外苑“楠エリア”

大官庁街建設の夢

桜田門の桜

参謀本部から見た東京

ピカピカの歴史的建築物

丸の内の英国式庭園

天守台に立って

江戸の大橋の面影

失われた賑わい