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新春「福あつめ」の旅

昨年は虎ノ門の金刀比羅宮の「初こんぴら」で七福神に会って満足してしまったら、運気は今一つだった。やはり、福を招くには労を惜しんでは駄目だと反省し、2010年の年明けは、港区観光協会おすすめの「港七福神」を巡礼してみることにした。
七福神というのは、恵比須神、大黒天、弁財天、毘沙門天、布袋尊、福禄寿、壽老神の七神だが、ヒンズー教、仏教、道教などのいろいろな神様が混ざっている。布袋尊は布袋和尚ともいわれ、中国の唐の時代に実在した僧侶。また恵比寿神は唯一日本生まれの神様という。室町時代あたりから信仰されるようになったらしいが、人気の福の神ベスト7とでもいえそうなこの七福神、いかにも何でもありの日本的な神様ワールドではないか。
また七福神といえば「宝船」がつきもの。実は「港七福神」には七福神が乗った宝船を祀る十番稲荷神社が含まれており、6つの神社、2つの寺院の計8カ所を巡るコースとなっている。スタートは、芝公園にある宝珠院(弁財天)である(写真上右)。都営大江戸線赤羽橋駅にほど近く、赤い社の背後には東京タワーが見える。この赤羽橋周辺ではもう1つ、熊野神社(恵比寿神)も訪ねておく。
続いて、大江戸線を1駅分、麻布十番まで歩く。ここでは十番稲荷神社(宝船)、大法寺(大黒天)、氷川神社(毘沙門天)を巡る。氷川神社では、背後にそびえる元麻布ヒルズが何とも異様であった(写真上左)。
さらにまた1駅分歩いて六本木・赤坂方面へ。わが西新橋にもゆかりの深い櫻田神社(壽老神)、天祖神社(福禄寿)、久国神社(布袋尊)を巡る。かくして、港七福神巡りの旅も無事完結。要した時間はおよそ3時間余りであった。
最も一般的なのは、七福神の名前入りの台紙に、訪ねた寺社で1つずつ朱印をいただいていく回り方だが、今回は七福神ストラップ(根付)を揃えていく「福あつめ」を楽しんでみた(写真中)。残念ながら十番稲荷神社では宝船のものが品切れだったので、代わりに豆粒のような七福神と小判が一緒に連なったストラップを手に入れた(写真下)。これだけ集めたのだから、今年はきっと良いことがあるに違いない。

CONTENTS

旧新橋停車場にエール

新しい「汐留」に思う

空中回廊の終着点

汐留の中の仙台

イタリアの空気

東京初の町立公園

封印された怪物たち

ニューヨークみたい?

汐留川の上で(1)

汐留川の上で(2)

浜離宮の珍植物が開花

芝離宮に梅の便り

東京港の原点

晴海埠頭の非日常

高さ50mの海上を歩く

築地市場に向かう小道

古代インドに出会う

聖ルカ通りを往く

薄れゆく「島」の記憶

眠れる可動橋

橋の記憶

霞ヶ関ビル40周年

駅ナカの江戸城外堀跡

旧文部省庁舎を歩く

超高層ビルと日本庭園

赤坂の“森”に迷い込む

紀尾井町に建つ哀悼碑

出世の石段

トンネルを抜けると…

ビルの谷間の「緑の道」

新春「福あつめ」の旅

昭和のにおい

市民生活を支える水道

四神の守る社

お昼休みの礼拝堂見学

日比谷公会堂80周年

蘇った旧公園事務所

日比谷公園の「江戸」

皇居外苑“楠エリア”

大官庁街建設の夢

桜田門の桜

参謀本部から見た東京

ピカピカの歴史的建築物

丸の内の英国式庭園

天守台に立って

江戸の大橋の面影

失われた賑わい